「フレンチランジェリー」という言葉を聞いて、あなたは何を思い浮かべますか? パリの老舗ブランドが手がける繊細なレース、上品なシルエット、そして何より「自分を大切にする」というフランス女性の哲学——。今や世界中のランジェリーファンが憧れるフレンチランジェリーは、日本でも少しずつ入手しやすくなっています。
この記事では、パリ発の老舗フレンチランジェリーブランド5選を徹底解説。日本での購入方法からフランス表記サイズの換算表まで、初めてフレンチランジェリーに挑戦したい方にも安心の完全ガイドをお届けします。
フレンチランジェリーとは?パリジェンヌが下着にこだわる理由
フランスは18世紀からレース産業が発展した「ランジェリー大国」です。かつてはカランやカレーのレース職人が手作りで仕上げていた繊細なレースが、現代のフレンチランジェリーの礎となっています。1900年代初頭にはパリのクチュリエたちが下着を「見せるもの」として再定義し、ファッションと一体化させていきました。
パリジェンヌが下着にこだわる理由は、シンプルです。「着ているもの全体が自分の一部である」という意識——つまり、誰かに見せるためでなく、自分自身への投資として上質な下着を選ぶ文化が根づいているのです。日本では「機能性」や「価格」が下着選びの主軸になりがちですが、フランスでは「フィット感の美しさ」「素材の上品さ」「着けた瞬間のときめき」が同じくらい重視されます。
また、フレンチランジェリーのもうひとつの特徴が「長く愛用する文化」。高品質な素材と丁寧な縫製で作られたランジェリーは、正しくケアすれば何年も美しさを保ちます。これは「ファストファッション消費」とは対極にある、サステナブルな考え方でもあります。
パリ発 老舗フレンチランジェリーブランド5選【日本購入情報付き】
ここでは、150年以上の歴史を持つブランドから現代的なデザインで注目を集めるブランドまで、日本でも入手しやすい5つのフレンチランジェリーブランドを詳しくご紹介します。
① Aubade(オーバドゥ)🇫🇷 創業1875年
1875年創業のAubadeは、「フレンチランジェリーの最高峰」と呼ばれる老舗中の老舗。「Leçons de Séduction(誘惑のレッスン)」と名付けられた広告シリーズは世界的に有名で、フランス女性のセクシーさとエレガンスを体現するブランドとして知られています。上質なカランレースとシルエットの美しさが最大の特徴で、着けるたびに自信がわいてくる特別な一着です。
価格帯はブラジャー ¥18,000〜¥35,000、ショーツ ¥12,000〜¥20,000。日本ではSHIROHATO・MALIKA・伊勢丹などで購入できます。詳しい特徴・サイズ感はAubade(オーバドゥ)完全ガイドで詳しく解説しています。
② Lise Charmel(リズシャルメル)🇫🇷 創業1950年
1950年、シルク産業の街リヨンで誕生したLise Charmelは「フランスで最も美しいランジェリー」と称されるブランドです。アルトゥールレースと繊細な刺繍、豊富なカラーバリエーションが特徴で、ひとつひとつのコレクションが芸術品のような完成度を誇ります。
特に「Epure de Soie(ピュアシルク)」シリーズは、シルクとレースを大胆に組み合わせた代表コレクション。着けているだけで特別な日の主役になれる、ギフトにも最適な一品です。価格帯はブラジャー ¥20,000〜¥40,000、ショーツ ¥13,000〜¥22,000。伊勢丹新宿・高島屋・スパイスランジェリーなどで購入できます。
③ Simone Pérèle(シモーヌペレール)🇫🇷 創業1948年
1948年パリ創業のSimone Pérèleは、「日本で最も入手しやすいフレンチランジェリー」です。創業者シモーヌ・ペレールが女性の体の美しさを引き出すことに人生を捧げた意志が、今も受け継がれています。機能美とエレガンスを両立した設計は、毎日使いのブラジャーとしても申し分ありません。
ワコール公式オンラインストアでも取り扱いがあり、Amazon.co.jpでも購入可能という圧倒的な入手しやすさが魅力。フレンチランジェリー入門の一着として最もおすすめしやすいブランドです。価格帯はブラジャー ¥12,000〜¥25,000、ショーツ ¥8,000〜¥15,000。
④ Chantal Thomass(シャンタルトーマス)🇫🇷 創業1975年
1975年にデザイナーのシャンタル・トーマスが創業したブランドは、フレンチランジェリーの中でも特に「遊び心とセクシーさ」で際立ちます。ストライプ・チェック・鮮やかなカラーを大胆に取り入れたデザインは、パリのエスプリそのもの。ランジェリーを「楽しむもの」として捉える女性たちから熱い支持を受けています。
日本では大丸・阪急の一部店舗やBUYMAでの取り扱いがあり、フランス公式サイトからの個人輸入も可能です。価格帯はブラジャー ¥15,000〜¥28,000、ショーツ ¥10,000〜¥18,000。
⑤ Maison Lejaby(メゾンルジャビー)🇫🇷 創業1930年
1930年リヨン創業のMaison Lejaby(メゾンルジャビー)は、日本ではまだ知る人ぞ知るブランド。しかしその品質はフランス国内ではAubadeやLise Charmelと並び称される名門です。リヨンのファブリックを使った上品なデザインと、体を美しく見せるフィット感の高さが特徴。希少性の高さも相まって、上級者のランジェリーコレクターから高い評価を受けています。
日本ではスパイスランジェリー・MALIKAなどの通販サイトで入手可能。公式サイト(英語対応あり)からの個人輸入も可能です。価格帯はブラジャー ¥15,000〜¥30,000、ショーツ ¥10,000〜¥18,000。
ブランド別 特徴・価格・サイズ換算ガイド(フランス表記→日本サイズ換算表)
ブランド比較・ポジショニングマップ
5ブランドを「デザイン傾向」と「価格帯」の2軸で整理すると、以下のような位置づけになります:
| ブランド | デザイン傾向 | 価格帯 | こんな人に |
|---|---|---|---|
| Aubade | セクシー×エレガント | ¥¥¥¥ | 特別な自分へのご褒美に |
| Lise Charmel | フェミニン×アーティスティック | ¥¥¥¥¥ | 芸術的な美しさを求める方 |
| Simone Pérèle | エレガント×デイリー | ¥¥¥ | 入門ブランドとして最適 |
| Chantal Thomass | プレイフル×セクシー | ¥¥¥¥ | 個性的なデザインが好きな方 |
| Maison Lejaby | クラシック×ミニマル | ¥¥¥¥ | 希少性を楽しみたいコレクター |
フランス表記サイズ(FR)→ 日本サイズ換算表
フレンチランジェリーのサイズ表記は日本とは異なります。購入前に必ず確認しましょう。
ブラジャー バンドサイズ換算
| フランス (FR) | 日本 (JP) | アンダーバスト目安 |
|---|---|---|
| 80 | 65 | 63〜67cm |
| 85 | 70 | 68〜72cm |
| 90 | 75 | 73〜77cm |
| 95 | 80 | 78〜82cm |
| 100 | 85 | 83〜87cm |
| 105 | 90 | 88〜92cm |
カップサイズ換算
| フランス (FR) | 日本 (JP) | バスト差目安 |
|---|---|---|
| A | A | 約10cm |
| B | B | 約12.5cm |
| C | C | 約15cm |
| D | D | 約17.5cm |
| E | E(DD) | 約20cm |
| F | F(E) | 約22.5cm |
⚠️ カップサイズの換算はブランドによって多少異なります。特にEカップ以上では差が出やすいため、各ブランドのサイズガイドを合わせてご確認ください。また、ブラジャーサイズの正しい測り方を事前に把握しておくと安心です。
ショーツ サイズ換算
| フランス (FR) | 日本 (JP) | ウエスト目安 |
|---|---|---|
| 36 | XS / SS | 〜61cm |
| 38 | S | 62〜67cm |
| 40 | M | 68〜73cm |
| 42 | L | 74〜79cm |
| 44 | XL / LL | 80cm〜 |
日本でフレンチランジェリーを買う方法【公式〜通販〜百貨店】
「フレンチランジェリーは手が届かない」というイメージを払拭するために、日本での購入方法を網羅的にご紹介します。
① 百貨店・直営店
フレンチランジェリーを実際に手に取り、フィッティングできる百貨店は最もおすすめの購入方法です。サイズ感を確かめながら専門スタッフにアドバイスをもらえる点が大きなメリット。
- 伊勢丹新宿:Aubade、Lise Charmel、Simone Pérèle を取り扱い。インポートランジェリーの品揃えが国内最大級
- 高島屋(日本橋・新宿・大阪):Lise Charmel・Simone Pérèle を取り扱い
- 阪急うめだ・大丸大阪:Aubade・Chantal Thomass を取り扱い
- 三越銀座・日本橋:Simone Pérèle などを取り扱い
② 国内インポートランジェリー通販
実店舗が近くにない方には、国内インポートランジェリー専門の通販サイトが便利です。日本語で購入でき、サイズ相談なども対応しているショップがほとんどです。
- SHIROHATO(しろはと):Aubade・Simone Pérèle を豊富に取り扱い。サイズ表記も丁寧で初心者に優しい
- MALIKA(マリカ):Aubade・Lise Charmel・Maison Lejaby など取り扱いが充実。インポートランジェリー専門店として信頼性が高い
- スパイスランジェリー(spicelingerie.jp):Lise Charmel・Maison Lejaby など上質なフレンチブランドを厳選
- ワコール公式オンラインストア:Simone Pérèleはここが最も入手しやすく、日本語サポートも充実
- Amazon.co.jp:Simone Pérèleは正規品の一部がAmazonでも購入可能。プライム対応で便利
③ 海外フリマ・BUYMA
日本国内での取り扱いが少ないChantal ThomasやMaison Lejaby、また廃番になったコレクションを探すならBUYMAが有効です。パーソナルショッパーがフランス現地から購入・発送してくれるため、公式サイトから直接購入するよりもリスクが低い場合があります。
④ 個人輸入(フランス公式サイト直注文)
最も豊富な選択肢と最新コレクションを手に入れるなら、各ブランドの公式サイトからの個人輸入がおすすめです。ほとんどのブランドが日本への国際発送に対応しています。
- Aubade公式(aubade.fr):日本への発送対応。送料は購入金額・配送方法によって変動
- Lise Charmel公式(lisecharmel.com):日本語ページはないが英語対応。国際発送可
- Simone Pérèle公式(simone-perele.com):英語・フランス語対応。国際発送可
- Chantal Thomass公式(chantalthomass.fr):フランス語がメインだが英語表示に切替可。国際発送対応
- Maison Lejaby公式(maisonlejaby.com):英語対応あり。国際発送可能
個人輸入の際は、関税(商品代金+送料が16,666円を超えると課税対象)や返品ポリシーを事前に確認しておきましょう。
フレンチランジェリーのお手入れ・保管方法
フレンチランジェリーはデリケートな素材が多く、正しいケアが長持ちの鍵です。高価なランジェリーを長く美しく保つために、以下の基本を押さえておきましょう。
洗濯方法
- 手洗いが基本:30℃以下のぬるま湯にデリケート用洗剤(中性)を溶かし、やさしく押し洗い。こすり洗いは厳禁
- 洗濯機を使う場合:洗濯ネットに入れてデリケートコース(弱水流)で。それでも手洗いを強く推奨
- 乾燥機は使用禁止:レースや繊細な刺繍が傷むため、必ず自然乾燥を
- 脱水:絞らず、タオルに挟んで水分を吸い取るか、形を整えてからハンガーまたは平置きで乾燥
保管方法
- 折り畳まない:カップの形が崩れる原因に。専用の引き出しや収納トレイに並べて保管
- 重ね置きしない:ワイヤーやカップが変形する可能性あり
- 直射日光・高湿度を避ける:レースやシルクは紫外線で変色しやすい。通気性の良いクローゼット内で保管
- ブラジャーは専用袋に:旅行やクローゼット保管の際はブラジャー専用収納袋を活用
ランジェリー全般のお手入れ方法についてはladieslingerie.infoの関連記事も参考にしてみてください。
2026年のフレンチランジェリートレンド
2026年のフレンチランジェリーシーンは、伝統と革新が融合したエキサイティングな年になりそうです。Salon International de Lingerieでも注目を集めたトレンドをご紹介します。
① シアー(透け)素材の再解釈
2025〜2026年シーズンを通じてトレンドの中心にあるのが、シアー素材の大胆な活用です。透け感のあるチュールやオーガンザを大きなパーツとして使い、レースと組み合わせた繊細なデザインが主流。Aubadeの「Bahia」シリーズやLise Charmelの新コレクションでもシアーパーツが多数登場しています。
また、「見せブラスタイル」としてアウターからランジェリーを覗かせるコーディネートともリンクし、ランジェリーをファッションの一部として楽しむ動きが加速しています。
② コルセットリバイバルとの融合
2026年のランジェリートレンドを語る上で外せないのがコルセットデザインの復権です。フレンチランジェリーブランドもこの流れに乗り、ボーンを使ったコルセットディテールのブラジャーやボディスーツが増えています。Chantal Thomassは特にこの分野で先進的なコレクションを展開。「女性らしいシルエットを再定義する」という哲学がフレンチブランドらしさを際立たせています。
③ サステナブル素材への移行
環境意識の高まりを受け、フレンチランジェリーブランドもサステナブル素材の採用を加速しています。Simone Pérèleは環境配慮型の製造プロセス導入を発表。Maison Lejaby もリサイクル繊維を使ったコレクションを展開するなど、「美しく、かつ環境にやさしい」ランジェリーがブランドの新たなアイデンティティになりつつあります。
④ ニュートラルカラー × ボールドカラーの二極化
カラートレンドでは、ヌードトーン・アイボリー・モーブといった上品なニュートラルカラーと、ディープレッド・ビビッドブルー・エメラルドグリーンなどのボールドカラーが二極化しています。「普段使いのエレガンス」を求める方はニュートラルトーン、「特別な日にときめきたい」方はボールドカラーを選ぶという、より明確なシーン別選択が2026年のトレンドと言えそうです。
フレンチランジェリーは決して手の届かない遠い存在ではありません。まずはSimone Pérèleのエントリーラインから試してみる、あるいはAubadeの定番ショーツ1枚から始めてみる——それだけで、あなたの毎朝の「着替え」が少し特別な時間になるはずです。自分への投資として、本物のフレンチランジェリーをぜひ体験してみてください。
※本記事の画像はイメージ画像です



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